maiweiが紹介したい島田市のGOOD SHOP vo.5

Chubby-Boo b-cafe

カフェ・スイーツ

島田駅前で美味しいコーヒーやカフェラテ、スイーツが楽しめるChubby-Boo b-cafe(チャビー・ブー ビーカフェ)さん。ペット連れの方や高校生など幅広い層のお客様がいらっしゃる賑やかな午後、オーナーの浅岡さんにお話を伺いました。

祖父母から3代続くお店をカフェに改装

このお店ができた経緯を教えていただけますか?

浅岡さん:
「お店自体は祖父母が仕立屋さんをしていた時からあるのでもう3代目になります。母が38年間ブティックを経営していました。時代の流れや、私が料理やお菓子づくりが好きだったことからカフェをやりたいと思い、このお店ができました。始めは半分はブティックで週一営業のお試しカフェのような形だったんですよ。」

その後3年前にカフェに完全リニューアルしたという店内は、広々としていて落ち着く空間。オープンキッチンのため、店内に入らずに外からオーダーできたり、テラス席ならペットを連れてゆっくり過ごすことができます。

アットホームで都会的 居心地の良い場所にしたい

「カフェラテが飲みたいと思った時に、駅近くに飲めるところがなかったんです。だからお店でカフェラテはお出ししたかったんです。ラテを作る練習は本当にたくさんしました。コーヒーもハンドドリップにこだわっています。もともと料理好きでしたが、飲食店の経験がなかったので1年間勉強して製菓衛生師の資格をとりました。

今もそうですが、地元の人に喜んでもらえるようなお店でありたいと思っています。アットホームで居心地はいいけれど、都会的。がコンセプト。カフェというと女性向けのイメージですが、うちは幅広い層のお客様が来てくださいます。コーヒーを毎日飲みに来てくださる方もいます。おしゃべり好きな方も多いかな。」

取材時も地元の方々がテラス席やキッチン前のカウンターで、スタッフとおしゃべりしながらコーヒーやランチを楽しんでいました。オープンキッチンやペット可のテラス席などは、テイクアウトができたり気軽に寄れたりと、都会にあるカフェに近い手軽さがあります。一方、お一人で来店してもおしゃべりを楽しめるのはb-cafeさんならではのアットホームな雰囲気だからでしょう。

好きを活かして地域イベントの発起人に

昨年(2018年)11月にmaiwei主催で開催したマチナカシネマの発起人でもある浅岡さん。大の映画好きと伺いましたが、いつからなのですか?

「母や祖父の影響ですね。小さい頃から週3回は映画を見て育ったので、今ではすっかり映画オタクです(笑)。B級ものからホラー、アクション、社会派もの、何でもオールジャンルで観ます。監督さんで選ぶときもあります。映画って視野が広がるんですよ。」

個店発信の映画イベントはなかなか他にはないものですね。イベントの反応はいかがでしたか?

「参加店舗で映画を上映して、その映画にちなんだフードを提供しました。『シェフ』という映画では、上映を観ながらキューバサンドをほおばって、『グランド・ブダペスト・ホテル』は映画に登場するシューケーキ”コーティザン・オ・ショコラ”をうちの店で提供したり。SNS映えする可愛いケーキで、これ結構作るのが難しいのですが・・・(苦笑)。色々と大変でしたが、多くの方に喜んでもらえました。」

(マチナカシネマの様子はこちらの記事をご覧ください。)

好きな映画を通して、イベントを企画して参加者に喜んでいただく。すごくいい流れですね。島田の街についてはどう思っていますか?

地元を大事にしつつ、発信力のあるお店でありたい

「3年に一度10月に開催される島田の大祭には毎回参加しています。家族が祭り好きというのもあって。お祭りの時にはお店をスペースとしてもご提供しています。寂しいことですが、お祭りも参加する人が減ってしまっているのが現状です。これからも地域のイベントとリンクして何かやりたいし、お互いに盛り上げるという気持ちで地域に還元したいですね。

マチナカシネマの時も同世代のオーナー達と協力して盛り上げたのですが、同じ世代のお客さんにぜひ来て欲しいですね。彼らが帰って来たくなるような街づくりをしていきたいかな。地域の人たちが居心地がいいけれど、なおかつ新しいものを提案できる場所ではいたいです。常に発信力のあるお店でありたいと思っています。だから今後もいろんなことを吸収していきたいんです。」

発信力のあるお店と一緒に、地域から愛される街づくりをしていきましょう。

自分の好きなことや知識を活かしてイベントを企画したり発起するb-cafeさん。取材中も、幅広い年代のお客様が来店し楽しげに会話をして過ごす様子から、居心地の良い場所として地域の人たちにとても愛されていると感じました。彼女が「地域に還元して、発信力のある店でありたい」と言うように、そんなお店が増えれば、島田はもっと楽しく面白い街に変わると思います。

b-cafeさんの取材を通して、街づくりには市外や県外からの人の流入ももちろん必要ではありますが、やはり地域から愛されることはとても大切なことだと気づかせていただきました。地域を大事にし発信力のあるb-cafeさんら個店さんと一緒に、地域から愛される街づくりをしていきたいと思います。

取材・撮影/unautre

Chubby-Boo b-cafe
静岡県島田市本通1丁目9-11
TEL:0547-35-6538
HP: https://www.facebook.com/chubbyboo.bcafe