maiweiが紹介したい島田市のGOOD SHOP vo.2

FAMBILLY

美容室

fambilly島田市美容室

島田駅前の静かな通りに馴染むウッディーな外観の美容室FAMBILLY(ファンビリー)さん。早朝の取材にも関わらず、オーナーの杉浦さんが柔らかな笑顔で迎えてくれました。

この通りの雰囲気が好きだった

美容師歴がとても長いという杉浦さん。13年前ご自分の美容室を持つ際に、島田駅前のこの場所を選んだ理由を聞いてみました。

杉浦さん:
「僕は隣の旧金谷地区の出身なので、当時島田駅前にはそれほど縁はなかったんです。でも駅前は交通の便もいいし島田市内なら地元の仲間も通えると思って。

大通りほど賑やかではなく、静かで落ち着く。この通りを選んだ一番の決め手は、パームスクラブさんと&mmスーベニアストアさんがあったこと。僕が当時着ていた好きなブランドを扱っていて、他にも良い服を置いてある。下見に来た時に2店舗の存在を初めて知って、『あ、ここでやろう!』って思いました。お店を含めた通りの雰囲気が好きだったんです。この2店舗がなかったらここではなかったかもしれません。今ではすっかりお世話になりっぱなしです。」

この通りを、界隈の人たちは”裏島(島田裏通り商店街)”と通称で呼んでいます。

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美容師という仕事も遊びも楽しむことが好き

ところで、そもそも美容師になろうと思ったきっかけは?

「きっかけというわけじゃないですが、中学を卒業してすぐ美容室で働き始めました。朝起きや寒いのが苦手なので、外で働く仕事より中で働く仕事がいいなと思い美容師を選びました。美容師は冷暖房完備の室内で働けますからね(笑)。美容師の修行はアシスタントからスタイリストへなど段階を経ていくところは学校みたいなものです。いわゆる学校の勉強は正直嫌いでしたね。でも美容師の練習は好きで結構練習はやっていました。勉強というよりもものづくりに近いと思います。」

16歳からのキャリアを持つベテランとは驚きました。

「ずっとこんな感じですよ。今も仕事という感覚は、あまりないんですよ。一日中お客さんと話し続けているから。いい情報を教えてもらってそれを遊び(旅やアウトドアなど)に活かしたり、反対に遊びで得た経験を仕事で活かしたり。もっともっとマニアックな話ができるよう経験値を上げたいですね。」

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髪を切るだけでなく話を楽しみに来る人もいるのでしょう。今はスタッフさんを育てる側になってどうですか?

「スタッフにも、技術はもちろん必要だけど外での経験値を上げて欲しいと思います。もっと遊びに行きなよ、と言ってる。人と人とが関わる職業だから、練習ばかりして技術をあげるだけではしょうがないと思う。人から聞いた話を伝達するんじゃなくて自分の経験として話をして欲しい。」

確かに経験値が上がれば、美容師のようなクリエイティブな仕事は幅も広がります。島田の街についてはどう思っていますか?

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自分のいる店、自分のいる通り、周辺から注目されるように

「島田をどう盛り上げたい?という質問はよく聞かれるんですよ。最近島田もいろいろなところでイベントやったりと、エネルギーが上がってきた感じがしてます。やっぱりこの界隈が好きなので、自分たちがいる”通り”をまず注目されるようにしていきたい。大きく島田市をというよりも、まずは”自分のいる店”、”自分のいる通り”、周辺から盛り上げていきたいですね。」

幅広い趣味をお持ちで、通りを挟んだ向かいのお店パームスクラブさん、インディフッドさんと一緒に音楽イベントも開催しています。今ではこの通りの雰囲気にすっかり溶け込んでいるファンビリーさんのような個店が、それぞれ自分の店や周辺を盛り上げてくれることで、島田の街のエネルギーもさらに上がってくることでしょう。

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FAMBILLYさんを取材して思った、自分らしく生きるということ

ファンビリーさんを取材して一番感じたことは、自分に素直に生きているなぁということ。街でお店をやることはビジネスとしてもそれなりに大変でしょうし、責任感も必要になってくるはず。経営者はどこかしら気負うところが見えてくることが多いのですが、彼にはそんなそぶりはこれっぽっちも感じませんでした。

それは彼自身のキャラクターによるものが多いと思いますが、もうひとつ彼をとりまく環境にもあるのではないでしょうか。ファンビリーさんの周辺にあるいくつかのお店も、それぞれの個性を活かしつつ自然体でお店を営まれている。この通りの雰囲気が好きと話す彼が選んだ環境は、仕事も好きなことも楽しみつつ自分らしく生きる彼に、とても合っているのではないかと感じました。

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島田の街は自分らしく暮らせる、そんな街になればいい

自分らしく暮らしたい、好きなことも仕事も楽しみたい、そう願う若者は増えてきています。ファンビリーさんが実際に自然体で美容室を営んでいることは、この界隈は自分らしく暮らせる場所になりうるということを教えてくれている気がします。

『自分らしく暮らせる街』そう呼ばれる街になるように、一緒にこの周辺から盛り上げていきましょう。

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取材・撮影/unautre

FAMBILLY
静岡県島田市日之出町2-15
TEL:0547-36-6121
HP:http://www.fambilly.net