maiweiが紹介したい島田市のGOOD SHOP vo.1

Indihood

ダイニングバー

島田市外からも電車に乗って訪れる人も多いというIndihood(インディフッド)さん。店長の前橋さんに、色々とお話を伺いました。

18歳から料理一筋、地元島田市でお店を持つことが目標でした

島田のお洒落な大人が通うダイニングバー、というイメージのインディフッドさんですが、お店を開いたきっかけを伺ったら意外な答えが返ってきました。

前橋さん:
「僕個人でいうと得意な料理は和食なんです。18歳から居酒屋で修行を始め、その後いくつかの店を経験して。いつか地元の島田で自分の店をやろうと考えていました。

働いていた静岡市での開店も視野に入れていました。でも地元である島田が好きだったんです。島田を離れていく人も多い中、お店をやるならやっぱり島田でやろう、と決めました。この街には和食屋や居酒屋は数多くあるけれど、若い人が集まれる場所が欲しいなと思っていて。地元にいる人にしかできないローカル感、個人店でかつかっこいいお店は島田に住む人にしかできないんじゃないか、そう思いこのお店を始めたんです。」

それで今のお店の形になったんですね。そんなインディフッドの料理は会話と一緒に美味しいものを楽しみたい女性たちにも人気。時々イベント開催もしているんですよね。

島田でこんなことができるんだ!と思ってもらえるようなイベントを

「音楽が好きで、全国でも名の知れた方を自ら呼んできて行うイベントを手がけてきました。『他の人ができないことをやる』がコンセプト。僕たちが行動することで、島田でこんなことができるんだ!と思ってもらえるようなイベントを目指しています。」

一番上の写真、前橋さんの向かって左側にある大きな顔の絵も、ライブペイントでアーティストが描いたもの。こういった作品が店内を賑やかに彩っています。

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一時期、島田を嫌いになってしまったことも

開店からもうすぐ4年。今までお店をやってきてどうでしたか?

「開店した当時、僕は20代後半でした。同じくらいの年代の子たちが飲みに来てくれるのかなと予想していましたが、意外にも30代以上の方々にも多く利用してもらってます。大人の年齢層に受け入れていただいたのは嬉しかった。今では毎日のように市外からお客さまがわざわざ電車に乗ってやってきてくださるんです。ありがたいですね。」

そんな前橋さんですが、大好きな島田を嫌いになってしまった時もあったのだと言います。

「好きだからこそ、なんでしょうけどね。でも、そんな時期は乗り越えました。今は前を向いていますよ。」

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真似されるのは好き 自分もやってみようという人を応援したい

「島田のこの駅前は特に50代~70代の人たちが守ってきてくれたんです。だからここでお店を持っている中でも僕はまだ若い方です。

僕がこの店を始める時も、裏島(通称)で店を営む先輩たちが「近くにおいでよ。」と声をかけてくれました。その時みたいに、若い人たちがこの街で気軽にお店を始めたりできたらいいと思うんです。みんなが楽しめる場所がもっと増えたらいいな、と思います。」

※裏島(島田裏通り商店街):インディフッドさんの店前のストリートをこう呼んでいるそう。

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じゃあ、次は前橋さんが応援する側に?

「僕、真似されるのが好きなんです。コイツにできるんなら、俺にもできるって思ってもらえればいい。だから『他の人ができないことをやる』をコンセプトに音楽イベントもやっています。

これからは待ちの姿勢だけでなく、市外にも目を向けて活動していこうと思っています。島田市内でできることもあるけれど、さらに外で活躍することも島田のためになるんじゃないかと思っています。」

本当に島田が大好きなんですね

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前向きにトライすることの大切さを、彼から教えられました

インディフッドさんを取材して強く感じたことなのですが、とても実直で前向き。そういった性格ゆえに自分とぶつかったりしてきたとは思いますが、彼がまっすぐに歩み続けてきたことは島田の街にも新しい空気をつくり始めていると感じました。

取材中、何度も彼が言葉にした”島田が好き”ということ。自分や仲間が暮らす街を素直に”好き”と伝えられることはなかなかできないことかもしれません。言葉だけでなく自分の趣味や得意なことを活かして前向きにいろんなことにトライしています。だからこそ、彼自身も彼のお店もみんなから愛され、応援されているのではないかと思いました。

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島田の街をチャレンジがしやすい街に

若い飲食店オーナーの活動は、これからの島田の街にどう影響を与えていくのでしょうか。そして彼を真似したいと思う後輩たちが続々と出現してきたら・・・と楽しみでなりません。

インディフッドさんのようなお店が島田の街には必要だと思います。彼を真似してみたい!島田でお店を始めたい!という若い人たちにとってのチャレンジしやすい街であること、チャレンジを見守り応援できる街づくりを彼らとともにしていきたいと思います。

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取材・撮影/unautre

Indihood
静岡県島田市日之出町3-7 2F
TEL:0547-54-5435
HP:http://indihood.net